
SaaS(Software as a Service)はインターネット上のサーバーにアプリケーションを提供し、ユーザーがブラウザから利用する形態のソフトウェアです。従来のパソコンにインストールする形態と異なり、以下のメリットがあります。
今回のSaaSは、会社にあるタイムレコーダーの代わりにインターネット上で打刻を管理し、勤怠データを自動集計、給与計算ソフト向けに加工できるシステムです。
SaaSは一般的な勤怠集計や給与計算には適していますが、以下のようなカスタマイズ性の制限があります。
そこで、SaaSからCSVで出力した勤怠データを取り込み、Accessを用いて柔軟に集計や加工を行うツールを開発しました。
ITR標準サポート外の機能として、半年間の勤務データを基に就業規則に沿ったパート・アルバイト向け有給付与日数を算出し、Accessでレポート出力するとともに新年度用有休日数CSVを生成。これにより新年度の有給管理をSaaSに反映可能にしています。
SaaS勤怠管理システムはコストや一斉更新の面で優れていますが、各社独自の複雑なルールへの対応には限界があります。こうした課題をCSVデータの活用とAccessによるカスタマイズで補うことで、使いやすさや運用の柔軟性を向上させることが可能です。今後SaaSの普及に伴い、こうした補完的ツールの需要は増えると考えられます。
A1: Access側ではワンボタンで指定ファイルを読み込み、即座にデータ加工が可能なので操作は簡単です。
A2: 本システムはAccess上で動作するカスタムツールのため、Access環境が必要です。
A3: CSVデータであればAccessで取込み可能です。その他、Excelデータ、さらにはSaaS側でAPIなどが用意されていれば、SaaS画面でデータダウンロードしなくても、Access画面からのデータダウンロード、取り込みも可能です。
A4: 就業規則や会社ごとのロジックに沿ったカスタマイズを行って対応しています。またその年だけの優遇税制対応などもカスタマイズして対応した事例もあります。