檀家情報管理ExcelからAccessへ
お寺の檀家情報管理のサポートです。
こちらでは最初、Excelと市販の宛名管理ソフトで檀家管理をされていました。しかし檀家様情報も例に漏れず、基本情報以外に埋葬者、年会費清掃料、墓の登録情報など、時系列で増えてたり変更になってゆくような様々な付随情報を管理してゆかなければなりません。 そうするとExcelでの管理では煩雑になり、最新情報の精度を欠いてしまいます。また必要な情報を検索するのも毎回時間がかかり骨が折れるようになってきます。
そこでAccessでの管理ということで弊社にご相談いただきました。
【Access檀家管理 構築内容】
■檀家基本情報の充実
・管理項目の拡張
・変更履歴
墓名義・登録情報、住所などの変更があれば古い情報を残しておく。
・会費納入履歴?個別の詳細画面より参照可能。
・墓写真の外部フォルダ管理、関連文書の外部フォルダ管理
管理フォルダはマスタにて登録しておき、会員IDで自動でフォルダを
作成し、選択した文書や画像ファイルをそのフォルダに自動コピー。
参照機能では、そのフォルダを開く。Windowsのフォルダ表示の設定に
より写真の場合はサムネイル表示も可能。Windowsフォルダなので、当
然手動での管理も可能となります。
■検索条件の充実
検索条件項目は最初に立ち上がるメインメニュー画面に設置し、検索を即座に行えるように。
・基本情報項目から必要な項目条件を設置、複数条件検索。
氏名、TEL、E-Mail他 ・時系列情報側からの検索 埋葬者氏名、死
亡日、年会費納入日など
・検索結果リスト
結果表示リストから個別の檀家の詳細情報を表示、およびリストをExcel
ファイルに生成。
このファイルにて長年使い慣れ、ハガキ・宛名発行処理においては高機
能な市販の宛名管理ソフトで利用できるようにしました。これにより細
部にわたり極め細かな作りこみがされている市販ソフトの機能を活用す
ることができるので、その分Access側でカスタマイズする費用がかりま
せん。
・年会費情報管理
入金管理から、一般の請求管理ソフトとは全く違う手順で請求管理をし
ているため、それに合わせた入金簿出力をし、請求書作成の補助資料と
する。
・データ生成出力
全データExcel出力 検索結果リストExcel出力
・本データコンバート Excel→Access
基本データと、入金情報などが別々のExcelファイルになっているので
関連性を持たせてAccessデータへ変換処理。
・その他 年月日は全て和暦表示
■導入効果
それまでExcelと手書きにて管理していたものをAccessにて統合管理することができるようになり、必要な情報を瞬時に引き出せるようになったばかりでなく、各檀家に関連する写真や文書を外部ファイルで管理できるようにしたため、当初の目的よりさらに拡張した管理ができるようになりました。
また未入金先への適切な請求と管理にて未入金を大幅に削減できること、さらにはご要望を実現したカスタマイズ仕様のため画面を見ただけですぐ使えるようになり、このAccess檀家情報のの運用管理を後継者あるいはアルバイト・パートなどに任せることも可能になりました。
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
Accessベースの販売管理システムの導入サポートとAccess顧客情報管理連携・拡張サポート
多くの商品の通信販売業では、実務作業はけっこうな数をこなさなければなりません。そして新規顧客獲得も当然重要ですが、やはり2度3度と購入してくれるリピータを増やすことが厳しい競争時代に最も重要なことなります。そのためには、販売管理システムによる業務効率化と、それに連動する顧客情報管理機能強化への拡張のお手伝いをしました。
【ご相談前のお悩み・現状】
・売上伝票、納品書、送付状、振替用紙などは手書き。
・売上・粗利は電卓での集計。
・顧客情報管理DBは存在していたが、宛名ラベル発行程度で購買履歴
などの情報管理なし。
・手書きによる作業負担大とミス。人員を増やせばコストアップ。
・販売・経営情報の把握の遅れ。
・個別の顧客情報がよく把握できない。
(優良顧客なのか、ブラック顧客なのか。)
・電話応対時の顧客対応の遅れ。
・ポイントなど他社がどんどん導入しつつある顧客サービスの導入ができ
ない。
【サポートの流れ】
このクライアントとはかなり長い付き合いで、ユーザーの活用度に合わせての段階的導入がうまくいきました。
最初は、某事務機器メーカーに今はどこにも見当たらなくなってしまったロータス社のDBソフトにて、顧客DBを構築してもらっていました。しかし顧客の基本情報だけに限っても、この顧客データベースでは名簿管理程度で管理したいことに限界があり、それ以上の拡張はこの事務機器販売会社では対応できないということで、弊社に相談となりました。とはいえ、その時点においても、大した追加要望でも無かったので簡易にAccessにて再構築し、データを完全に引継ぎご提供しました。
その簡易な顧客データベースも、このクライアントにとっては生命線。隔月の情報誌の送付などでフル活用され、売上を確実に伸ばしてゆきます。
次の段階として、業務効率アップのための販売管理システムの導入です。当然、販売管理システム内にも顧客管理があり、既存の顧客管理システムと別々で運用するような非効率なことはできません。しかしながら市販の販売管理ソフトでは、その会社が最も活用したい形の顧客情報管理の実現は大変難しいのが現状です。
販売管理と顧客管理の連携を実現するために、このクライアントには、SystemWatanabeさんのAcceess販売管理システムを購入してもらいました。このシステムならAccessがベースで、購入すればカスタマイズが可能。その価格も一般な市販ソフトと比較すれば破格で、汎用的な機能はほぼ網羅されています。ただしユーザー側でのカスタマイズはその内容度合いによりAccessの専門知識が必須です。
そのような流れにて、既存の顧客管理をさらにパワーアップしてこのAccess販売管理システムと連携させることができました。
【導入後】
顧客情報と販売管理を完全合体することにより、事務処理の効率化とともにそれらのすべての情報を経営情報のリアルタイム化、問い合わせへの素早い対応など顧客満足の向上、マーケティングへの応用など、トータルで見てかなり戦略的に構築できたと言えるでしょう。
業務運用事情に合わせカスタマイズしていったため、100%を無理にシステムに乗せるのではなく、佐川急便のe飛伝など、日々ブラッシュアップしてゆく外部ソフトで利用するためのCSVデータ生成や、事情により手書きで管理するのがベストな業務のための帳票印刷出力など、最も効率よくわかりやすい方法での運用が可能になった。その結果、スムーズに大量の商品発送、情報発信、事務処理などが、業績を向上させながらも人員を増やさず実現可能となりました。
【構築内容 販売管理システムカスタマイズと顧客管理機能増強】
販売管理システムへの追加カスタマイズ
・日々処理リスト(発送・各種帳票発行)
・入金管理(コンビニ・代引き・クレジットなど)
・帳票印刷
・外部ソフトとの連携 コンビニ振込み用紙、佐川伝票e-飛伝
・日々の売上・利益
・ポイント管理
・顧客情報管理項目強化
・条件検索強化によるリスト表示から宛名ラベル、CSVデータ出力
2011年3月4日 |
Access会員管理で会員情報管理の拡張と未入金対策
スポーツスクールの会員情報管理の拡張と未入金対策の事例です。 【規模・地域】関東に7校規模 1校あたり200~3000人規模の会員 ご相談前は、本部の担当者一人が市販のAccess顧客管理「らくだ」にて管理していました。
このスクールは会員が若い人たちばかりなので、気まぐれに突然辞めてしまうことも多々あり、そういった人たちでも数ヶ月以上の未入金があることも少なくなく、全体で総合すると未入金としては莫大な金額でした。
それまで使用していた市販の顧客管理ソフトでは、個別の会員の基本情報しか管理できておらず、申込書などの紙ファイルやExcelなどをその都度探しながら管理している状態でした。そのため会費、受講コースとその履歴など、日々で個別の各会員に関連し変更したり増えてゆく情報管理が正確、効率的に管理できていない状態でした。
それらを統合管理できる仕様を、まず担当者がイラストレータにてシステムの各画面を作成。これ自体かなり完成度の高いものでしたが、実際にシステムにすると矛盾が出たり、さらによりよくなる構成や内容を提案しながら要望の形の画面をブラッシュアップ。これでわかりやすく実際に使えるシステムのための立派な仕様書となります。
【主な構築内容】
・会員基本情報管理
・会員情報検索、リスト表示およびステイタス表示
・会員情報管理の拡張利用している自動引落システムからの引落結果CSVを取り込み、自動入金管理。
・自動引落ができなかった会員に対してのみ、請求書を発行。
【導入効果】
多数の在籍会員の入金処理が非常に効率化。未入金がかなり減り、その分を売上・利益とすることができた。
会員の条件抽出を充実させ、リストでの必要情報のリスト出しや、各会員の個別情報を瞬時に出し、会員情報管理が効率化、また会員の受講コース変更やその履歴など、日々変化する個別の会員情報機能強化により、お客様である会員へのサポートフォローを充実させることが出来、教えるという商品に大きく付加価値をつけることができる可能性が広がった。
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
Access顧客情報管理でメルマガ送信(メール一括送信)
顧客へのメルマガ送信は、関係を継続し購買リピータを増やすことが第一の目的でしょうか。 まずご相談のあったのが健康関連商品販売の会社で、こちらでは当初、メルマガ送信はメールのBCCに購読者全員のアドレスを入れて送信していました。 しかし人間ですから時には間違いを犯します・・・
しかしこのAccessメルマガ送信システムも、ユーザーの利用するプロバイダのスパムメール送信対策により送信がブロックされるケースが出てきました。システムの修正で対処はできるのですが、今後を考えるとイタチごっこにもなりかねません。そこで外部システムであるSaaS・ASPでのメール送信システムの活用を提案しました。
ASP・SaaSメール送信システムの活用のメリットは、単にメール一括送信ではなく、メールマーケティングの道具として考えた場合に、後述するその豊富な機能に比較して安価に利用できることです。また機能についても、毎月の利用料だけでどんどん機能改善がされます。これが個別構築のシステムではなかなかそうはいかないでしょう。
デメリットは、もし販売管理・顧客管理を社内のローカル環境でメインで管理していた場合など、SaaS・ASPメール一括送信システムの顧客データとの整合性に難ができてきます。統合しようにも多くの顧客情報管理での要望は、このSaaS、ASP型での顧客・会員管理機能では逆に不足のことが多いでしょう。さらには顧客データをネット上で保管するということが、まだまだセキュリティ上不安を感じるユーザも少なくありません。まず大丈夫とは思っていても「100%安全か」とよく聞かれれば・・・弊社もどう返答していいのか。
これらのメリットを活かし、デメリットを補完させるためAccessシステムカスタマイズでフォローさせます。メール一括送信ASP、SaaSに限らず、それら多くのSaaSシステムは、登録データをCSVでエキスポートしたりインポートできたりします。それをできるだけユーザーに手間とミスをさせることなくカスタマイズすることによりあらゆる要望が解決してゆくでしょう。
今回SaaSのメール一括送信システムとしてサポートしたのが、(株)ラクスの配配メールです。
http://www.haihaimail.jp/
主な機能は、
・顧客情報管理
メールアドレスをキーとした顧客管理
CSVアップロード、ダウンロード(既存のデータからアップロードしたデータとメールアドレスが一致するデータを削除する機能もあります。)
・個別データの送信結果保持(エラー、成功など)
・ユーザー側の登録・削除ページ生成
・テキスト・htmlメール対応
・文書内リンクのクリックレポート
クリックユーザー数だけでなくどのユーザーがクリックしたかのリストが出せます。そのリストを元にメール送信ができますし、逆にクリックしていないユーザーのリストとメール送信ができるようになっています。
・メール開封レポート(htmlメールのみ)
クリックレポートと同じように、開封に対するリスト、メール送信ができます。
・携帯スパム対策送信
・外部データとの連携(オプション)・・・CSVデータをプロバイダ指定の場所に送信することによりバッチで整合を取る。
・あらゆる条件による検索リスト出力およびCSVダウンロード
たとえば送信エラー2回以上のデータ、東京の女性のデータの検索リスト、およびそのCSVデータ生成ダウンロード
・CSVデータインポート
新規データ登録だけでなく、メールアドレスをキーとした既存データの上書き修正。または削除したいデータのアップロードによりメールアドレスが合致したデータを一括削除も可能。
・店頭でFelica機器を置いて、会員自動登録も可能。
このようにメール配信専用のシステムは、それ専門だけにかなり戦略的な活用ができるよう機能豊富です。これはAccessだけでは構築できません。
冒頭で紹介したメールソフトのグループで宛先管理しているクライアントのサポート事例では、この配配メールにて、メールソフトで生成したCSVデータをセット、データをメンテナンスしながら代理運用しています。
その結果、送信したメール本文内のリンククリックレポートを見てみると、実際には悲しいほどにクリックされていないことがわかり、メルマガ自体の内容や運用の見直しの必要性を感じさせるものになりました。
よくできたメール配信システムほど、最初のとっかかりが掴み辛いものです。お客様へのメール送信だけになんらかの失敗は楽観できることではありません。またマーケティングで大いに活用すべき機能(クリックレポート、開封レポート)を使いこなすのも時間がかかったり、最初のスタート時点から運用を修正しなければならないようなことが起こることも否めません。まずはメールマーケティングにおける効果的な活用方法を最初の相談段階から提案することと、必要に応じてAccess顧客管理を構築し(あるいは既存の顧客管理システムより)、そこから生成したCSVデータと、ASP・SaaSメール配信システムとの連携をうまく取り持てるようにサポートさせていただきます。
もちろんASP・SaaSシステム側を基盤の管理システムとして、CSVダウンロードにより、Accessで連携をフォローするという運用もできるでしょう。
最近は、E-Shopの機能でもメール配信、および会員登録管理機能もありますので、そちらとの連携のご相談も出てくることでしょう。
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
Access卒業生会員名簿管理データベース構築サポート
高校・中学・小学校の卒業生名簿会員管理のサポート事例です。 ご相談前はExcelでデータ管理し、会報などDM送付先を手作業で加工しながら印刷屋に提出し、宛名を出力してもらっていました。いわば宛名出力だけが目的のExcel会員管理でした。
しかし、宛名だけでなく、今後、会のよりよい運営のための様々な卒業生の情報管理と活用をしてゆくことを考えると、Excelでは限界かあるいはファイル管理が煩雑化しデータの整合性に不具合が発生しやすくなるため、さらには担当者が変わりパソコンがあまりできない人になっても運用できる形にするため、Accessへの移行を決断されました。
これらの問題点をクリアするため、次のような形で構築サポートをさせていただきました。
・新データ一括取り込み
学校から提供される新卒業生データをExcelでもらえるので、そのままAccessにワンタッチで取り込めるようにする。
・管理情報項目の充実
これまで限界だった個人情報の項目を追加。新システムでは利用しない旧データの項目データも保持しておく。
また個人詳細画面より、その個人の入金履歴、また情報変更履歴を参照できるようにする。
・データ検索出力
検索機能の充実-複数条件での該当データリスト出力
このリストを対象にExcel出力。この機能により出力したExcelファイルを、送付機能豊富かつご担当者が慣れている宛名ソフトで取り込み活用。もちろんAccessだけでも宛名出力はできますが、Accessをカスタマイズできない担当者でも、柔軟な出力運用ができるようにExcel出力の機能のご希望でした。
リストからの個人情報の詳細を表示し、情報更新をできるようにする。
・入金管理
会費を主とした会への入金管理機能の追加。
期間や入金種別(現金、郵貯、銀行への振込み種別)などの条件によるリスト出力と、合計金額表示。
・会議開催管理
会議開催および出席管理。
各会議の参考資料(ExcelやWordなど)を外部フォルダにて管理する機能・・・(外部のフォルダの会議名でのフォルダにファイル保存、およびフォルダ参照機能)
・データコンバート取り込み
既存のExcelデータをAccessシステムにデータコンバートし取り込む。そこで問題になったのが、それまで印刷屋のシステムで管理されていた個人名の外字が適切に表示できず、今後、利用するパソコンで修正してゆくため、外字を使用しているデータリストを出せるようにし、それを修正できるようにしました。
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
Access会員情報・イベントセミナー開催管理
こちらのご相談は上場企業のシンクタンクからのご相談でした。実際は、ご相談者のシンクタンクがコンサルティングで入っている環境関係の研究所の会員管理システムへの拡張カスタマイズサポートです。
この研究所では年に数回学術セミナーを開催しており、その管理に手詰まりを感じていました。
こちらでは最初からAccessでの会員情報管理システムはある程度できており、セミナー開催ごとに担当者がそれをまるごとコピーし、一つのセミナーごとにまた一つの独立した会員管理を用意してなんとか対処していました。
当然、それでは、セミナーごとに会員管理システムが乱立し、他のセミナー管理およびその出席会員情報との連動性もなくなってしまうことになります。つまり過去のセミナー開催実績およびその出席情報管理を次の開催に活用するといった積極的な会員情報管理も不可能です。
会員基本情報管理については、当然、既存の実データを活用しながら、さらに追加したい項目を増やして拡張、および複数ユーザーのAccessファイル共有利用での堅牢化で内容を改善。また会員種別が2?3種あり、その種別ごとに担当者が違うので、種別に応じた専用の仕様にて3種類ほど構築、しかし基本項目はほとんどが共通なのと、各セミナー開催運営管理では全種別の会員を対象とするため、会員の基本データテーブルは共通となります。
セミナー運営管理機能については、最初の開催案内のDM、メール送付から、セミナー会場での管理、本データファイルへの運営管理データ反映まで、個別の担当者のノートPCで運営管理するため、本体DBと切り離して利用可能にしました。また一つのセミナー開催ごとに管理する運用スタイルも維持したいとのことで、別途、セミナー運用管理データベースを雛形として作成し、セミナー開催ごとにそのファイルをコピー利用し、自動テーブルリンクにて会員情報データファイルから条件検索にてデータ取り込みできできるようにし、本体ファイルと切り離してセミナー運用管理ができるようなスタイルで構築しました。そして一つのセミナーが完結したときに、出欠情報など必要最小限の情報を本会員データファイルにテーブルリンクにて反映します。
もちろんWebシステム仕様一つでほぼ解決できる仕様ですが、シンクタンク側と研究所側での共同利用もありセキュリィティポリシーにて調整がつかず、また全会場でインターネット利用ができる保障がないこと、時間、構築予算もとれず、利用開始を早めることができるAccessにて構築となりました。
【構築内容】
1.セミナー管理システム雛形
セミナー案内先取り込み(本システムにテーブルリンクし、会員基本情報および過去セミナーの出欠情報などの条件検索)
セミナー案内DM宛名
セミナー案内DME?Mailアドレス生成
セミナー出席表
セミナー出席者名札発行
出欠表
出席管理
出欠情報の本システムへの反映
2.会員種別システム
会員の種別によるベータベース分離、ただしデータソースファイルは共通。
各会員種別により担当者が違うため。
会費管理
3.本システム
全会員基本情報管理
全セミナー開催および出欠情報管理
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
Access顧客情報管理で(SFA)営業支援システム
Sales Force Automation(セールス・フォース・オートメーション)とは、各営業担当者の折衝状況をシステムに記録し、それらの実績情報共有や、マネージャーから担当者への適切なアドバイスなどに活用する、営業支援のシステムを言います。
当然、その基盤は顧客情報となります。 弊社で、このSFA系のシステムは、M&Aコンサルティング会社および証券関係の会社での実績があります。Accessの初期バージョンにて、最初のAccess開発の仕事がこのSFAシステムです。
最初の形は、SFAほどのものでなく商工データなどで購入した会社データをAccessデータベースに格納し、ダイレクトメールを発送するための目的の簡単なものでした。
次第に活用度が増すにつれ、経営者のデータベース経営活用のアイディアが具体化し、日報的な情報と、その各日報が、営業に置けるプロセスの一体、どの段階にあるのか、押すべきなのか、見込みがないのか、など担当営業だけの考えではなく、経験豊富なマネージャーが客観的に見て、それからの行動をアドバイスできるようにと増築してゆきました。
当然、アドバイス・指示する折衝プロセスを見るためには、条件検索機能は顧客基本条件だけでなく、折衝日報での複数項目やフリーワードで検索できるようにしました。
また、成功・失敗しクロージングした過去事例を、キーワードで検索できるようにし、新人、経験の浅い営業担当者でも、できるだけ時間をかけずベテランに近い仕事ができるようにするのも大きな目的でした。
このSFAは、一人の起業家が一人で活用してゆくことでも効果があるとは思いますが、多くは、先輩による営業コーチングの道具、そして自分と他メンバーを含めた過去事例の有効活用といった情報共有、ナレッジデータベースとして最大限の効果を発揮します。
そのためこの弊社の最初のAccess開発案件のSFAでも、10人弱での共有利用でした。しかし、OSは、Windows3.1→95の時代、Accessは初期バージョン。正直、トラブルが多々発生し苦労しました。その後、SQL-Server(ver.6)への移管もやらせていただきました。
ただ、現在はどうでしょう? WindowsXP、Access2000からの安定化、そして社内LANもその当時と比べれば驚異的なスピードで安定したものが簡単に組める現在においては、データベースをAccessだけで構築し共有利用してもほぼノントラブルで動くケースが多々あります。もちろんスタンドアロンの仕様で構築したものを共有利用すれば今でも脆いものですが。
冒頭で紹介した、証券会社のほうのSFA Accessシステムは、WindowsXP、Access2003での構築で10台くらいの共有利用でしたが、納品・拡張カスタマイズしてから3年以上トラブルなどの連絡などなしに、「また拡張をお願いしたい」との連絡で、ああ、活用し続けてもらっているんだ、と気づくような次第でした。
このSFAは、昨今広まりを見せているSaaSで、最も実績のある分野です。実は、弊社も、開発してコストをかけるよりも、それらのSaaSシステムが優れているのなら、積極的に利用し提案してゆこうと考え、デモなどを利用し、いろいろ検討してきたのですが、さすがに豊富な機能があり、正直、簡単には使いこなせないだろうなという感想を持ちました。かつて市販ソフトで不満があったような、機能が豊富すぎて使いこなせない、本当にやりたいことができない、などの声が出るのが想像されます。結局、弊社が強く提案してゆきたいような機能が弱かったということと、経験上、顧客の考える様々な時系列で追加される、ここで言う折衝日報、購買情報などがあまりピンとくるものではなかったため断念しました。
とはいえ、有名どころのSFAは、SaaSでありながらカスタマイズもできるようで、それで様々な要望も実現できることでしょう。
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
会計事務所へのAccess活用サポートおよび顧客・顧問先管理システム
会計事務所での顧客管理は、まずは顧客(顧問先)管理以上に職員の業務に関する管理の要望が強いようです。
会計事務所に関わらず、その労務を持って商品とするサービス業は、特にその業務に費やした時間と、受け取った報酬により付加価値が決まります。そして、その職員が関わった仕事で、トータルでいくら報酬が得られたのか、によって、その職員への報酬額を決定し、できる人にはできるだけ多くの報酬を出し、よりモチベーションを上げていってもらうことが会計事務所所長共通の要望です。 特に、できる職員は顧客からの人気も高く、もし辞めてしまわれると、その顧客までその担当者の転職先の新事務所に移ってしまうことも少なくありません。長く勤めてもらう為にも適正な人事評価は重要なこととなります。
顧客(顧問先)管理情報へさらに踏み込んでいくと、その顧客に何をアドバイス、返答したかという記録は、税務調査など、相談や処理したその場では発生しないような問題が発生した場合に、どこに責任があるかなどを曖昧な記憶に頼らず、明確に記録された情報を残してにしておくことが重要です。これは職員についても同様で、代表先生の見えないところで言った言わないという問題が後々難しいものとなりがちです。当然、それらの情報は、顧客名キーワードだけでなく思いつきやすいキーワードにて瞬時に検索できるようにすることも重要です。
情報の積極活用を考えれば、過去のコンサルティング履歴を参照し、類似案件への応用、新人だけでなく他職員へのナレッジデータベースとしても活用できますし、そうすべきでしょう。
事務的には顧問先報酬の預り源泉税の管理などの事務処理効率化、支払いの効率化、経営戦略的には、職員モチベーションアップのための人事考課、相談履歴情報共有活用、さらに顧客情報管理の肝である優良顧問先の差別化など、それで生まれた時間とスピードそして戦略が大きな差別化となり付加価値となるでしょう。
会計事務所向けに構築した顧客(顧問)情報管理システムの主な構築機能
・顧問先基本情報管理
・職員作業記録 対象先・内容・時間・金額など
・職員業務レポート
・入金管理
その他、会計事務所だけでなく税理士会へのAccessサポート事例もあります。
青色申告、確定申告無料相談会の担当税理士会員自動割振および連絡・管理資料出力も構築実績があり、業務変更にあわせ修正しながらかなり長い年月ご利用いただいています。
さらに会計事務所の顧問先への経営相談の一環として、IT経営活用相談もさせていただき、各会計事務所の顧問先へのIT導入相談および確実に活用できるシステム構築サポートにてご紹介いただき、特に市販ソフトでは実現できない顧問先様の業務効率化にも貢献させていただいております。また顧問先がホームページ制作・運用サポートで300万円をリースというものを進めようとしているので、契約前に相談に乗ってくれないかという会計事務所先生からの相談も何件かフォローさせていただいたりもしました。弊社、パートナのWebデザイナーをコーディネイトし、どうやら昨今、裁判沙汰にもなってきているそれらのホームページ制作サポートプランを退けることができました。もちろんそれら全てが危険な商品とは言いませんが。
またなかにはIT能力のかなり高い先生もいらっしゃり、Accessソフトがどういうものかという紹介と簡単な初期ガイダンスのみで、自力で事務所統合システムを構築された先生もいらっしゃいます。
こちらの会計事務所の先生は、かつてご自分で、C言語で自所システムをご自分で作られていました。年齢は50台?60台前半の決して若くはない先生です。
ご相談の経緯としては、あるときそのC言語での自所システムの構築に限界があるとのお話から、開発効率の高いAccessをご利用したらどうかとの提案に、早速、取り掛かれ、すぐに部分的な業務システムを作られ、Accessでの開発に非常によい感触をもっていただきました。その後、年に数回ほどしかお会いする機会がありませんでしたが、その度に疑問点を質問され即解決し、とうとう自所の統合システムを構築されてしまいました。一番最初に作られたような部分的な業務処理システムもいくつか作られ、これがたとえば確定申告時期など超繁忙期にこれまで考えられなかったようなスピードと手間で処理できるようなったそうです。
経営者だけに何をシステム化すれば最大限の経営効果があるかということをよく理解されている方が、ご自身でシステム開発能力を持たれるというすごさを感じます。単なるシステム開発技術者でなく、悪い意味でのアナログ経営者でもない所長と言えるでしょうか。 社員・職員のモラールが原点になることはどんな企業経営でも同じですが、やはり効率的で効果的な経営情報処理・活用、情報共有活用の本質を知っている先生だけに、ITを単なる情報処理としてではなく、経営の『飛び道具』として職員に活用させ事務所の総合力をアップしている事例でしょう。
2011年3月4日 |
カテゴリー:Access顧客情報・会員管理開発サポート事例
ユーザーAccessシステム構築支援サポート
弊社では、すべてを弊社で構築する請負開発だけでなく、ご相談者様で構築されたAccessのサポートも行ってきました。
まずは上場企業様の例です。こちらは、全国に営業所があり、VPNで張られたネットワークにて、各営業所が3拠点(関東・関西・九州)にわけられた自社内で作られたAccess顧客管理システムを排他モード(一人しか使えないように立ち上げる)にてご利用されていました。排他モードでスタンドアロン(一台利用)利用ですので、トラブルや少なくとも各拠点内ではデータの不整合もなく利用されていたようです。しかし活用度が高くなるにつれ、上記の3拠点での統合が必要になってくるのは必然的なことです。そこで担当者が統合を試みようとしましたが、既に関東と関西では、システムの内容がそれぞれいくらか修正され違ったものになっているだけでなく、地域を跨って同じ顧客があったり、顧客個別IDに重複があったりしていて、限界を感じ弊社にご相談となりました。
特にシステムの軸となる個別のIDナンバーは、他拠点では同じ顧客なのに違っていたり、違う顧客なのに同じIDで重複していたりするやっかいな状態でしたが、ご担当者としっかり相談の上、それらの不整合を調整したIDの振り直し、その他、各顧客に付随する各情報も振りなおしたIDでセットしなおし、さらに重複・不整合はないかなどを検証し、あればどのように処理するかなどを打ち合わせながら、まずはAccessにて統合ロジックを構築しました。その後、日程を決め統合作業を行いました。利用中のシステムのため作業は徐々にということはできず、統合作業中は一切システムを利用できないので、統合日程を決めて一気に短時間で行う必要がありました。
このように大きな会社での、遠隔地の本支店間情報共有はWebシステムで行うのが理想的なのでしょうが、ユーザー担当者の発案がもとで小さい段階から活用度が高まっていったシステムは往々にして、このような障壁が立ちはだかります。
次に、健康食品販売の会社のケースです。こちらも、やはり担当者が商品管理のシステムをAccessで作られていました。商品検索から個別商品の情報を表示し、それを見て手書きで発注書などを作成していたようです。いわゆる商品管理データベースでした。
担当者には現場からはさらなる拡張のプレッシャーが強くなりながら、それ以上の拡張が不可能なため弊社にご相談に来られました。その後のお話ですが、結局、この担当者はご事情で退社され、次の担当者に引き継いだのですが、その間で弊社がサポートさせていただいていましたので、少なくとも、どこがどうなっているといったような混乱はなくて済んだと思います。
サポート内容としては、手書きで作成していた発注伝票をそのAccess商品管理システム内に作成し、既存の商品データより、入力間違いを防ぎさらには入力が楽になるような仕様で構築し、発注伝票を印刷出力、それらの登録データを仕入れ帳としてリスト出力を作成しました。 このリストでは仕入先集計レポート、仕入集計レポート、日付範囲抽出、納品確認チェックなどができるようにしています。
このシステムは、遠隔の店舗数箇所で別々に利用されており、統合の要望はなかったのですが、商品データだけは全店舗統一したい、というご要望がありました。そこで本社で新規入力した商品データを、画面で選択、Excelにて出力し、各店舗にメールで送り、それをワンタッチで取り込む機能を作成し統合できるようにしました。もちろん、このシステムもWebシステムの形で共有すれば、さらに手間が要らなくなるのですが、やはり予算が最大事情にて、この形で実現させていただきました。以前は、担当者が、各店舗のAccessファイルを預かり新データを反映し、それをまたUSBなどで送り返していたりと、情報タイムラグと管理の手間を低予算で改善できました。
また元々このシステムでは商品の写真をAccessシステムに直接貼りこんでおり、そうするとAccessは必要以上に肥大化してしまうため、一つの店舗のシステムファイルは1G以上あったため、各店舗への配布はメールでなくUSBでやりとりしていました。この不必要な肥大化は当然、破損しやすくもなりますので、その仕様を指摘し、写真はそれほど必要ないとのことで外したところ、なんと1ファイル1メガ以下になってしまいました。最初の経緯がありましたので、今では相当軽快に活用されています。
このように、ユーザーがまず作られたシステムで限界になった部分、今回の伝票入力インターフェース、印刷出力、あと特に複数条件による条件検索機能などの部分構築サポートなども割りと多いご相談です。
2011年1月28日 |
カテゴリー:Accessシステムサポート事例